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新地のママ 続編

このブログは、「開業4年。大阪北新地に4店舗の
凄腕ママ 前編
」、「開業4年。大阪北新地に
4店舗の凄腕ママ 後編
」の続きになります。

高級クラブホステス引退
あることがきっかけで、高級クラブを引退する事に
なった。まだまだ働きたかったが、仕方がない。

退職はしたものの、働く先も考えずにいた。
しかし、今までお世話になったお客様が黙っては
いなかった。たくさんの方から連絡があり、どの方も
「自分で店をやったらいいじゃないか!」と言われた。
しかし、当時の直美さんには、そんなお金も無かった。
そのことを皆さんに伝えると、お金は出すと言う。
それも、皆さんで全額準備すると…。


100809-01.jpg


考えもよらない話に、耳を疑った。直美さんにとっては、
感動のあまり、涙の出る内容のお話だった。
今までの苦労がお客様に伝わり、応援をしてくれる。
それも、お店を出してくれると言ってくれている。
こんなに嬉しい話は無い!

「甘えてよいのか…」と思った。
即答はできなかった。
直美さんは、何日か考えた。

考えて考えて…出した結論は、お願いすることだった。
そして、オープンしたのが、現在もエスパスビルにある
「メンバーズ恋」。

主婦からホステスになったので、店を経営した経験も
全く無く、人を雇ったこともない。経理も、給与計算の
経験も無い。セット料金の設定から頭を悩ませた。

でも、やるしかない。直美さんは、いろんな勉強をした。
簿記の教室にも通った。

オープン当日はドキドキものだったが、たくさんの
お客様が訪れてくれて大変な1日だった。10坪の狭い
店ですが、次の日も、その次の日もお客様でいっぱいに
なった。


100809-04.jpg


忙しさで不安な心は吹っ飛んだ。毎日が戦争のようだった。

「今でも、オープンに出資頂き、毎日のようにご来店頂いている
お客様には心から感謝しています。」と、直美さん。
毎日毎日忙しくてたまらない日々が続き、直美さんにとって
大変ではあるが嬉しいことだった。

2年後、同じビルの同じフロアーに空きが出た。お客様が
連日たくさんお越しになるので、すぐ前の店でもあるので
、そこも借りた。お店の名前は同じ読み方であるが、漢字を
変えて「蓮」とした。

その2年後、今年の2月には「スナック香千里」をオープン。
3月には、バー「ブラウンシュガー」もオープンした。

「恋」をオープンしたての頃とは全く変わり、お店の経営にも
自信がつき、スタッフにも恵まれ、とんとん拍子に4店舗を
経営するほどになっている。

そんな直美さんだが、3人のお子さんのお母さん。
この家族への愛情もわすれてはいない!


100809-03.jpg


毎日食事を作り、学校へ行かせているのだそうだ。店へは、
22時ほどに出勤。閉店までは居る。そして、2時ぐらいに
仕事を終わらせ、新地近くのセカンドハウスで仮眠。
始発で家に帰り、お母さん業。子供を学校へ出し、主婦業を
キチンとした後は、もう一度仮眠。2回に分けて睡眠を取る
毎日を送っている。子供の事とお店を考え、両方をキチンと
こなせる様に毎日をやっている。

また、経営方針にもこだわりを持っている。
一般的には、どんな会社も社長の給料が一番多い。
しかし、直美さんの考え方は違う。
「現場が一番。」
現場で頑張っている人に、たくさん給料を取ってもらって
良いと考えている。


そこが「4年で4店舗開店している理由」であり、
「皆がやる気を出してやってくれる」環境なのかも
知れません。


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