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お客が途切れない方法をお教えします!「Bar Vogue」オーナー 佐々木秀美さん その3

また、店では毎日まかないを2食付けた。
佐々木さんが週に4回、スタッフが2回作る。手料理にこだわった。
営業時間も20時より19時に変更。店を移転することにしてから、スタッフを
大切にすることを最優先に考え、店のやり方も大幅に変わった。
開店時間も早くなり、食事も出せるようにした為、スナック・クラブの同伴にも
使えるようになった。

また、スタッフ教育に力を入れた。
佐々木さんは、スタッフに「私を見なさい!」と言い教育。敬語も使う様に
教育していった。「タメ語は、自分に対しての甘え。また、お客様も甘えてくる。
だから、敬語で話すこと。」と教育していった。佐々木さんが、以前に
イベントコンパニオンで教育されたことが役立ったのである。

女性はすきがないこと。お客様からのデートは断る。もし、お客様のことが
好きになれば別だが、私情が入らないのが仕事。店でお客様と会うことが一番。
「私をそのままコピーして下さい」とスタッフに言い続けた。

店では八方を見る。
「お客様のドリンクは入っているか?」
「淋しくしていないか?」
「灰皿はあるか?」
「灰皿はきれいか?」
上手くお話ができなかったら、恐れずまたトライ。
店は2階にあり、エレベーターで送る。お客様が1階に着くまでに階段を走って
降りて、もう一度あいさつする。「お客様が喜んで頂く事は、何でもやればいい!」と
言い続けた。そして、前向きな事しかやらないと決めていた。マイナスの事を
言われたら、前向きで答える。様々なことを教育していった。

バーテンダーで将来店を持ちたい娘が出てきた。目標がある娘は、店が好き、
楽しいと言ってくれる。辛い時は、佐々木さんや他のスタッフが、励ましてくれる。
良い人が周りにいる。そんな店になった。佐々木さんはスタッフ教育に力を注いだ。
そして、人は財産と言えるようになった。佐々木さんは、教育して育ってくれる
スタッフについて「自分の考えが変わったのではなく、考え方が変わってくる。
ヨーヨーになってくる。それを実感させて上げることが、社長の仕事です。」と語る。


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移転して、スタッフひとりひとりが育ち、いい店になりつつあったそんな時、
佐々木さんに子供ができた。やっと店がなんとかなると思った矢先、子供を
産むのをやめようとまで考えた。佐々木さんのお母さんも「移転したばかりだから
生むのをやめた方がいいのでは・・・」と言った。「どうすればいいのか?」
「やれるのか?」と、悩みに悩んだ。

スタッフと何度もミーティングを重ねた。結果、スタッフを6人から8人に
増やす事に。祝日は休む。忙しい時は動き方を決める。各スタッフの
役割を決める。ミーティングにて、たくさんのことを決めスタッフに店を任せ、
産休を取ることに。毎日、スタッフからメールが来た。ある意味、胎教に
悪い妊婦だった。

そして、産休を終了し店に帰ってみると、知らないお客様ばかりになっていた。
佐々木さんの産休が、スタッフの決断と協調と成長の3つを強くしていた。
素晴らしい店になっていた。今、佐々木さんは何も言うことが無いと言う。
「今が一番幸せ。」
将来の夢は、スタッフ独立の支援。
それと、5年後も10年後もこの仕事を続けていく事と言う。


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私は、素晴らしい人生を送っている佐々木さんに心から感動しました。
10月20日の講演がとても楽しみです!


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