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名刺について ~名刺は最初のカタログ~ 前編

■写真を載せよう■
名刺はお客様と初めて交わす自分のカタログ。自分の
服装や顔、体格も大切だが、名刺は残る。持ち帰って
もらい、もう一度自分を思い出してもらう、大切な
自分をアピールするカタログなのだ。
お客様は仕事を発注してくれる大切な人。その人に
持って帰ってもらい、自分の印象を残す為のもので
なくてはだめなのだ。


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名刺に書かれているアピール内容が少なくても、
私は写真を必ず掲載するべきであると考えている。
一度会っただけで、顔を覚えて貰おうなどと思って
いるのであれば、それは大きな間違いだ。

逆に名刺に写真を載せていれば、名刺を名刺ファイルに
残してもらっていれば、顔を覚えてもらえることにも
繋がる。名刺ファイルに入れてくれなくても、もう一度
会社名と一緒に顔を見てもらえるチャンスが生まれる。
ゴミ箱に行ってしまうとしても、捨てる前にもう一度
顔を覚えてもらえるチャンスがあるのだ。

そのチャンスが、写真を載せていない名刺にはない。
写真を載せる必要はないと会社や部署が言うかもしれない。
それは社長や部署の責任者が「載せたくないというエゴか、
商業意識がないのだろう。」と考える。また、写真を
載せる事により、渡す側は自分の分身と考え、心を込めて
渡すようになっていくのではないだろうか。上記のような
効果があるので、恥ずかしがらず写真を名刺に掲載して
ほしいと思う。もし会社が名刺に写真を掲載する事を
ダメというのなら、自費で作成してでも写真入りの名刺を
作ってほしい。

■電話番号は大きく■
名刺で大切なのは電話番号。電話番号が記載されてない
名刺はない。しかし、あなたの名刺はお客様へ渡した時、
電話番号がすぐにわかるようになっているだろうか。
お客様が電話しようと思った時、その時がチャンスなのだ。
電話番号を小さい字で載せていて、探しにくい名刺が実に
多い。電話しようとお客様が思った時、どこに電話番号が
書いてあるかわからず、名刺をじーっと見て探す。
名刺によっては、虫めがねで探さなければならないものも
ある。そんな名刺に意味があるのだろうか。

私達不動産業は高額な商品を扱っている。お金持ちは
高齢な人が多い。「お客様層が年配者なのだ。」と
いう事は、老眼の人がほとんど。私も老眼になって
わかったのだが、見やすい電話番号の大きさになって
いるだろうか、だ。
「老眼の人でも読めるような字の大きさにしていますか?」


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仕事を発注する時、特に初めてであれば、商品や業務内容に
不明な点も多い。電話してわからない点を質問しようと
考えるものだ。電話をかける時、電話番号の字が小さすぎて、
名刺に掲載されている番号が読めない。「どこに電話番号が
書いてあるか?」と探す。その手間は割と苦痛なのだ。

名刺がお客様をわずらわす為のものになってはならない。
以前は私も、電話番号について深くは考えていなかった。
しかし、ランチェスター経営の竹田先生に電話番号の
大切さを教えて頂き、名刺掲載の電話番号は大きくしている。
50歳が近くなってわかった事だが、小さい字が見えにくい。
印刷屋へ電話番号は特に大きな字で入れるように頼んでいる。

私はまだ老眼が始まったばかりだが、意識的に大きく掲載して
いない名刺の電話番号は、目をこらして見ないとわからない。
暗い所では読めない。電話をかけたいと思った時に、すぐ
かけられる大きさでなければ、本来の目的を達成しないのだ。
印刷屋へ、特別に電話番号だけ大きくして貰うように発注して
頂きたい。名刺は電話をかけやすい状況にしておくべきだ。

■苗字、名前には“ふりがな”を■
表面は顔写真、名前と役職、住所と電話番号、FAX番号、
Eメールアドレスなどを入れている。名刺を貰って、
よく私が聞く事がある。それは苗字と名前の呼び方。
難しい苗字や当て字になっている名前だ。「名字はなんと
読むのですか?」と聞く。会社へ電話をして「○○さん
お願いします。」という時に、苗字が読めない場合は、
電話する事がどれだけ大変かがわかっているからだ。
しかし、一般的に名刺を貰ってすぐ、苗字をお聞き
するのは失礼ではないのか?と少しためらう。特に、
年配者だとしたら気が引ける。また、名前も同じなのだ。
電話をかけた時に「鈴木さんはいらっしゃいますか?」と
言うと、電話口の女性が「鈴木は3名おりますが?」と
聞いてくる。その時に名前の読み方がわからないと
「難しい字の鈴木さん」と言うしかない。それでも
電話を取ったのが新米社員の場合はこれがわからず、
私の側もあたふたしてしまう。

なぜ名刺を貰った時に、名前の読み方を聞いてなかったの
だろうと後悔しきりなのだ。「苗字と名前に“ふりがな”を
付けていてくれれば簡単に取り次いでくれるのに…」と
思ってしまう。


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もらった名刺の苗字と名前が読めない場合は、その場で
“読みがな”をボールペンで書く。貰った名刺にすぐに
記入する事を心掛けている。しかし、本当は“読みがな”を
つけていてもらうと助かる。できるだけ聞くように心掛けては
いるが、聞くのを忘れた時のために、ぜひお願いしたい。
名刺を貰った時、電話する事がない相手だなという場合でも、
いつ、その人に電話するかはわからないのだ。


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