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執筆録


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一騎打ち戦の施工

中洲にテリトリーを決めて最初にやったことは、接近戦と
一騎打ち戦だ。ランチェスター経営の竹田先生が言う。
「弱者は、接近戦と一騎打ち戦しかやってはいけない。
間違っても間隔戦や空中戦はしてはいけない。間隔戦や
空中戦は強者のやること」と、起業して間もない頃
購入したランチェスター経営さんのテープが何回も
言っていた。
その教え通り、看板やチラシのぼりにて一騎打ち戦を
決行した。(それは後でお話しします。)
看板、チラシ、のぼりの他にも一騎打ち戦を行った。
何しろ、地域を限定して営業活動をしようと決めた以上、
決めた地域の方々に私達の存在を分かって頂き、信用して
もらい、大事な財産である所有不動産を、私達へ預けて
もらわなければならない。そのために行ったのは、
いろんな会合へ参加すること。地域の方が多く出る
会合へは、できる限り参加した。


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博多法人会。ライオンズクラブ。時事連合会。地域の
小学校、中学校。中洲連合会。中小企業同友会。
商工会議所。宅建協会など…。最初はどんな会合なのか
わからなかったが、参加することに意義があると考え参加。
担当を社員の部長と分け、女性が行った方が良い会合は
彼女に行って貰っていた。二人三脚をする日々だった。
私は基本的にお酒が飲めない。上記の会合は、ほとんどが夜。
それも懇親会がある。ほぼ飲み会。お酒は飲めないが、
少しでも多く知り合いになっていく事が私の目的。
「福一不動産の古川と申します。よろしくお願いします。」と
ビール瓶を持って各テーブルを回った。ビールをお注ぎすると、
2人に1人はご返杯をして頂く。ご返杯頂いたビールは、必ず
飲み干してお返ししなければならない。飲み干すまで、次の
方へは行けないのだ。
酒に弱い私は、当時会合が終了すると、酔い過ぎてフラフラに
なっているか、トイレで吐いていた。
懇親会の後、スナックなどに行くことがある。最初は断る事が
できず、一緒に行っていた。今思えば、フラフラなのだから
断ればよかったのだが、使命感で行っていた。
スナックに歩いて行くのがやっと。着くと気分が悪く、店内に
居れない。お酒を飲み過ぎているので、睡魔が襲ってくる。
階段で1時間ぐらい寝ている事がよくあった。
そんな毎日だったが、「地域の方々へ認知頂く事が大切なのだ」
という使命感だけがあった。
上記の会合へは参加するだけではなく、誰よりも早く私を
覚えてもらう作戦として、私が考えたことがある。それは、
その会合の役員を受ける事。一般的に、どの会合も役員不足。
役員改正の時期には、やり手が少なく運営側は困っているもの。
「私で良かったら…」と名乗りを上げる。新参者の私を見て
「あいつは誰だ?」と言う方々ばかり。しかし、役員を受けると
頑張り様によって、「古川君は頑張っているね!」と、いち早く
認めてもらえる。そのスピードでやらないと会社が潰れると
思っていた。


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また、限定した地域は旧博多部、祭りが多いところ。
博多どんたく、博多祇園山笠、おくんち、夫婦恵比寿、
中洲まつりなどのまつりがある。まつりは会合よりも、
こころが熱い。特にこの博多部では、山笠に参加しているか
どうかは大きい。33歳で独立した私だが、35歳から山笠へ
参加することになった。山笠へ参加すると、「博多どんたく」も
「おくんち」も繋がっている。山笠は縦社会。参加年数で
立場が決まる。初参加の私は年齢は35歳でも新人。山笠運営の
しくみは全く分からない。高校生であろうと先輩の指示を受ける。
「グラス持ってこい」とか「ビール持ってこい」などと言われ、
走らなければならない。
山笠は体育会系。頭を叩かれ、顔を殴られ怒られる。35歳の
私は、山笠に馴染むまで、かなりの時間がかかった。山笠が
動き出すと、体育会系というより体力勝負。その後が直会
(その日の打ち上げ)参加者の懇親会のようなもの。そこで、
ビールの早飲み大会がある。酒に弱い私は毎回負け。上の
人たちが「古川もういいぞ!」と言われるまで、何杯でも
コップのビールを一気飲みをさせられる。毎日5杯以上。
多い時は、10杯程のビールを一気飲みする。5キロを走り、
その後の直良いで、ビールをたくさん飲み、酔ってフラフラの
日々だった。
山笠では、地下足袋を履いて、アスファルトの上を走り回る。
地下足袋は裸足に近い。膝が痛くて、毎日アイスノンを脚に
巻いて冷やす日々だった。
こんなキツイ山笠だが、毎年参加する事により、地域の方へ
顔を売っていけるというメリットは強烈な効果があった。
山笠に出てないと話にならない地域なのだ。
一騎打ち戦は、人間そのもので、いろんな人たちに会っていき、
認めてもらうことだと私は思っている。この、昔ながらの
手法ではあるが、効果は絶大だった。役員を受け急速に
近づいていくことも効果が高い。起業する方には、一番良い
営業方法だと私は思っている。


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その場合、お酒が飲めるとより良いでしょう。



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