HOME  >  博多よかばい放浪記  >  近隣行事・交流録  >  「失敗集団に学べ!大倒産時代を生き抜く極意は・・・?」八起会会長 野口誠一氏


近隣行事・交流録


HOME  >  博多よかばい放浪記  >  近隣行事・交流録  >  「失敗集団に学べ!大倒産時代を生き抜く極意は・・・?」八起会会長 野口誠一氏

「失敗集団に学べ!大倒産時代を生き抜く極意は・・・?」八起会会長 野口誠一氏

6月16日13時30分より、池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル5階
「コンファレンスルーム」にて、ウイナーズ倶楽部全国大会が行われました。

この日の記念講演は「失敗集団に学べ!大倒産時代を生き抜く極意は・・・?」
八起会 野口誠一氏でした。


090617-01.jpg


経営者の目的は会社を潰さないこと。
本来は社会貢献。しかし、その前に会社が存在しなければいけない。
失敗の哲学を学ぶ。失敗は未来に繋がる。

失敗者の共通点は、バランスの悪さ。心、金、体のバランス。
人をごまかす商売が流行る。見つかるとお詫び、お詫びお詫びだ。

生き方を学んでほしい。心が大きくならないとダメ。
普段から、危機感を持っていなければいけない。
倒産した社長に「1年前に気づいていましたか?」と
尋ねると、気づいていなかったと答える。
そのような方たちを助ける会「八起会」を発足。
倒産間近の人たちは、サングラスを掛け、帽子をかぶり
人に分からないようにする。ほとんどが眠れない。睡眠薬も効かない。
社員に申し訳ない、なんとかしたい、なんとかしたい!と思っている。
死にたいと考えている。
しかし、野口さんは死なない。何故死なないかというと、家族がいる。
まだ、自分の夢がある。
倒産は会社の失敗。人生の失敗ではない。
決して恥ずかしいことではない。

最近の人は、人の一言で病気になる。
元気を与える指導は「聴くこと」。トップは、何も聞かず説教をする。
とどのつまりは「がんばれ!」、「死ぬ気になったら何でもできる!」は
絶対に言ってはダメ。

では、なぜ私達は倒産したのか?
それは簡単。経営の能力が無かったから。
しかし、誰にでもできることもある。それは、継続すること。
トップの資質は、分かったら変えること。
講演を聞いても、変えなければ「ごもっとも!」と思うだけ。
挙句の果てに、会社に持って帰り、朝礼で発表する。
しかし、会社は何も変わっていない。

倒れかけている時、絶対に連帯保証人にはならない、
高利の借入はしない。そして、債権者集会の現状を知ること。
特にデブだと、痩せた債権者にいじめられる。
倒産して最初にすることは、痩せること。

債権者同士で、合意処理をしてくれた。
しかし、家に帰ると、奥さんが倒産の事実を知り、離婚届を準備していた。
子供が帰ってきて、お土産を置いて行った。それは、夫婦茶碗。

会社を大きくするから倒産する。少し景気が良くなると、社員を増やす。
新しい機械を買うために、銀行にお金を借りに行く。
これが危ない結果。中小企業の不景気は、5年に一度くる。
しかし、私たちは5年良いと、6年後、7年後がどうなるかを知らない。
これからも良くなると、勝手に思っている。

このようにならないためには
1.無駄使いをしない。
2.節約をする。
3.愚痴を言わない。
4.夫婦円満を心がける。
5.自分の職業を天職と思ってやる。
6.絶対に手形を切らない。
7.いざという時には、縮小、リストラを行う。
8.設備投資は自己資金が溜まってから。
上記を、野口先生は失敗から学んだ。

人間は180度変わる。そう思って変えて行く。
諦めちゃいけません!

倒産する人は、儲かり過ぎて倒産している。
会社は自分の会社だ!と思っている人は危ない。
税金をたくさん払う経営者は、最も良い経営者。
人を喜ばせなればなりません。

野口先生自身の話。
どうにかお金を設けることをやってみようと、賭け事を始めた。
癌の特効薬も売り始めた。ゴムを売って終わった。
でもそのうちなんとかなると思って、終了。
マジメに働かずに、その内成果が出てくると思っていた。
しかし、そう上手くは続かず、倒産を迎える。
ゴルフ三昧・・・博打・・・。そして、会社に出ない。
借金ができても、大丈夫だと思い込む。
博打をやっている人は、明日は勝つと思っている。
麻雀で負けると、みんなが声を掛けてくれる。
自分は人気ものだと思って参加。
昔は夜の帝王と呼ばれた。夜の店ではどんどんお金を出して
とてもモテていた。「俺はすごい!」と思い込んでいた。
女の子に焼き芋が欲しいと言われたら、屋台ごと買った。
「マンションが欲しい」と言うと買ってやった。
野口さんは儲かって儲かって、仕方がなくなって、
大奥を作りたいと思っていた。

倒産してからは、奥さんはデパートで働き、ある時は
ラブホテルでも働いてくれた。狭いアパート(11畳)生活をしたら、
奥さんは子供の顔がすぐ見れると言って喜んだ。
何をしても、何をやっても、プラスに考える奥さんだった。

子供に謝ったこともある。学費を払えない時があった。
子どもたちは、各自バイトをして、娘さんは短大を卒業した。
息子さんは大学を卒業した。手のかからない子供たちだった。

野口さんは、今度は人助けのボランティアしている。

それからいろんな事業をやったがダメ。それも1つや2つじゃない。
その後、サラリーマンをやった。

儲かっている人は、一番悪い。
そして、自分勝手にやってしまう。
普通に努力していれば大丈夫。

倒産する人は、勉強会が大嫌い。
「借金はいくらぐらいですか?」と聞かれ、「確か、1億か2億です!」と
答え、真実も知らない。1億と2億は倍違うのに・・・。

女性の参謀を使っている会社は、間違いなく社長との仲がある。
良い社員は、倒産者の子供がいい。
息子が提案を出したら、取り上げて失敗させて下さい。


090617-02.jpg


会社の繁栄時、社長の浮気で家庭が崩壊しています。
会社の30%は倒産予備軍です。
皆さん、ご繁栄を心よりお祈りいたしております。
 


トラックバック(0)

トラックバックURL:

コメントする




2019年10月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

月別 アーカイブ

最近のコメント