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「生活者起点」が役所を変えた!三重県地方自治体

ステップアップ20 1月2回目の例会が、
フォーバル福岡支店会議室にて行われました。

この日の「DO IT!」(成功企業取材ビデオ)は
「「生活者起点」が役所を変えた!」
三重県地方自治体でした。



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1972年~3期1999年~2003年まで三重県知事に
就任した北川正恭氏はいろんな改革をしました。
(このDVDは、2003年の収録です。)
北川氏は、8年前職員の名刺費用が公費では

負担しないという決まりを撤廃し、公費で作る事に
しました。

北川氏の当選は、県職員にとって黒船襲来というぐらいの

カルチャーショック。カラ出張で10億円あった三重県を
変える県知事だと職員は考えました。CS活動をやって
いる企業とは、長い時間ディスカッションします。
県発展のため、職員も必死になり、企業と官の常識は、

民に非常識と言われるぐらい違うギャップを取り除いて
いきました。


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道路工事は、多大な費用を投じて行われる事業です。
どういう理由で施工されているのかを明らかにする事に

しました。計画の内容を県民に公開し点数を付けてもらい、
必要性の高い道路から工事する事にしました。
この事で、見送る工事もたくさん出ました。ある工事は

10年後へ先送りされました。

労働組合も改革しました。県民満足度と職員満足度を

同じものにしていく事で改革していきました。

その中でも「そよかぜ運動」は職員にとって当たり前の

ようにやっています。他愛のない事ですが、笑顔や
あいさつから始めようと、運動が始まりました。そして、
「県庁のお客様は県民なんだ」という意識が高くなって
いきました。

県庁職員ひとりひとりの「そよかぜ運動」の表彰も行って
います。今回表彰されたのは、トイレ掃除の女性でした。
トイレには、毎日きれいなお花を置いていました。
女性は、「トイレいつもきれいですね!」とか「お花

ありがとう!」と言う、県庁へお越しになる方から声を
掛けられるとたまらないと語っていました。

名札の装着度を調査する「名札ービー」等も施工しました。
意識改革を少しでも楽しくと女性たちも立ち上がりました。
県庁へお越しになる方への声掛けのやり方も、自分が

その立場になり、どんな声の掛け方であれば嬉しいか?を
考え変えていきました。ワークショップも、県庁内でいろんな
部署で行われました。

県職員の意識が、このようの活動で変わってきました。
お客さまに喜んでもらうサービス業なのだという意識に

変わってきました。行政の仕事、国から降りて来た
仕事をこなす事が一番の仕事だと思っていた職員が、
今は県民の喜びが職員の喜びになる事を、皆が大切だと
思う様になりました。


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人事評価制度にもメスをいれ、「自己実現のために給与が
あるのだ!」いう意識をつける制度に変えました。

県という行政でも、昔からガチガチになる職場を職員の側から

変革していった事は、今までにない素晴らしい動きだと感じました!

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