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「バランス志向」の経営観 高杉製薬株式会社 代表取締役社長 高杉義明氏

《10月6日博多経友会予告》

~攻と守・新と旧・増と減 
反するものの調和が常に頭を駆け巡る~

創業80年、社長に就任して10年、3代目となる高杉社長。
増収増益も減収減益も経験し、現在の売上規模は、
社長を譲り受けた時点の水準に戻ってしまいました。

医薬品を始め、試薬や化学工業薬品も数多く手がけ、
主要薬品は30種類、アイテム数は400に上ります。
得意先は400社、需要先は1300社を超えます。
いいもの、高度なものを作ることで成長してきた
高杉製薬ですが、カナダのメーカーとの競争に敗れ、
多大なダメージを受けます。過去の成功パターンを覆され、
新たな道を模索する必要がでてきました。


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時代は大不況を迎え、更に状況は厳しくなりました。
工場をかかえる高杉製薬に固定費が重くのしかかります。
不況だからと研究開発を怠るわけにもいかず、熟練工の
リストラもできません。この危機的局面を打開するために、
非常事態宣言を行い、固定費削減に努め、時代にあった
組織改革を行ないました。

好況不況の荒波にもまれ、悪戦苦闘した結果、
見えてきたのは「バランス」を保つ経営観です。
売上が増えると、それを支える要員が増え、
設備が増強され、固定費がかさむ。
売上減になったからといって、すぐに安易に
固定費は下げられません。だから、人事構想は20年、
30年の長期戦略となる訳です。先の先までバランスを
考えなければならないのです。
新しい分野への参入を考えれば、撤退する部分も考えていく。
熟練のベテランと新しい人材の割合を考えて、会社の
雰囲気を盛り上げていく。それぞれのうまい具合の
バランスが重要だと高杉社長は考えます。
良い時期も悪い時期も経験した、高杉社長の極意です。
あらゆる状況を想定した経営者としての攻め、
守りのバランスをぜひ、参考にされてください。


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▲プロフィール
1959年 福岡市吉塚町で生まれる
1975年 福岡教育大学附属福岡中学校卒業
1978年 ラ・サール高校卒業
1983年 東京大学経済学部卒業
1983年 (株)三菱銀行入社
1992年 (株)三菱銀行退社
1992年 高杉製薬(株)入社
1994年 高杉製薬(株)取締役就任
2000年 高杉製薬(株)代表取締役社長就任

特記事項
1972年 森田塾でスパルタ教育を受ける(中学3年間)
1978年 東京の駿台予備校で受験勉強漬け(1年間)
1981年 東京大学野球同好会監督を務める(1年間)
1981年 広島県尾道市瀬戸田町の法然寺に籠もる(夏休み1ヶ月間)
1986年 結婚し、順次一女二男が生まれる(結婚記念日は三代続けて12月14日)
1989年 三菱銀行より外務省アジア局地域政策課出向を命じられる(2年半)
1992年 高杉製薬にて業績改善運動を推進する(1年間)

趣味 野球、ゴルフ、読書
生活信条 念仏(一心専念弥陀名号 行住坐臥 
不問時節久遠 念々不捨者 是名正定業 順彼仏願故)

来月10月6日19時30分より、10月博多経友会例会「バランス志向」の経営観
高杉製薬株式会社 代表取締役社長 高杉義明氏の講演がIPホテルにてあります。
是非、たくさんのご参加をお待ち致しております。

博多経友会HP http://www.hakata2002.com/
 


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