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元報道記者だからできるネットで共感を呼ぶ広告づくり

6月3日19時30分よりグランドハイアット福岡2階宴会場にて
博多経友会第71回 6月例会が行われました。

講師は、カウTVの高橋康徳社長です。


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高橋社長は、福岡の民放テレビ局で報道担当していました。
取材したものを映像で伝える仕事にたずさわり
3000本の番組を作成してきました。

報道の仕事は、朝、社員一人一人へ課題が与えられる。
それを取材して、その内容が番組に出る。
1日7回締め切りがある。

いかにその時に、その時間で
生じた事件をより早く報道し伝えるのかが「カギ」


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福岡にはマスコミが14社ある。
どこが一番にその取材を上げるかで視聴率、売れ行きが決まる。
いつもプレッシャーを感じ、高橋社長は8年間やった。

負かされた題材で14回に1回先にスクープするのが目標。
1社20人報道記者がいるマスコミ会社もあり、13社が競合。負けに負けた。

負けると、朝寝ている時でも、どんな時でも上司から、お怒りの電話が入る。
よそがスクープした記事がFAXで流れ、その事件の裏をどこよりも先に取るため、必死に歩きまわる。

裏であると感じたら、その場で取材し即報告する。

マスコミは派手な世界に思われていますが、すごく泥臭い。
しかし、給与は、20歳代後半で1000万円近くもらっていた。
辞めた時、いろんな人に「何で?」と言われた。

マスコミは人の事件事故、不祥事、人の不幸を見つけ報道する。
仕事は、ネガチィブ。

1つ辛い仕事があった。

山で、殺害された少女の写真を貰ってくる仕事をした。
その時に、どうしても、納得がいかなかった。
自分が人生をかけて、やらなければならない仕事には思えなくなった。

反面、ある博多人形師のドキュメンタリーの作成には、やりがいがあった。
しかし、この様な仕事かくるのは1%。1/100件。
高橋社長は、この仕事をしたいと思った。

2001年9月11日 同時多発テロのすぐあと
高橋社長はニューヨークに行った。

たくさんの方が亡くなった現実をみて、
ある日突然やってくる自分の死について、正面からブチ当たった。

そして、この現実を踏まえ、会社を辞めることを決心した。
しかし、決断し辞めるまで、2年半かかった。


ひとのいい部分、会社のいい部分を取材する会社を設立。


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仕事の依頼があった。最初にやった仕事は山笠が上海へ行った時のドキュメント取材。
その取材に6ヵ月を費やしたが、頂いたお金は、なんと40万円。
このままでは、どうしようもない。
年収1000万円取っていた、サラリーマン時代とのギャップを痛切に感じた。

ある方との出会いが、高橋社長の人生を変えた。

「ドキュメントをインターネットであげることは、素晴らしい。他にない仕事なんだよ!」と言われ、その仕事を転職にしようと決心した。

インターネットは、テレビを見てもらう数では絶対に勝てない。
インターネットで、そのものを必要とする方々が見てもらう映像を作ろうと考えた。
報道のような、その時、その瞬間を他より先に上げることでは勝負しない。テレビには、絶対に勝てない。

その報道のもっと深い部分、詳しい部分をインターネットで上げ、伝えて行こうと考えた。

今、インターネットテレビを作成するときに心がけているのは、

1)ネットで共感を呼ぶこと。客観性を呼ぶものを上げること。
こびない。誠実にせっする。事実を伝える。
2)不変性を伝える。古いと感じたらアウト。
3)ストーリー性を伝える。

カウTVの番組では、

この会社・この製品が好きだから・この社長が好きだから
と言ってそのものが好きになってもらうことを客観的に伝えること。
その情報を伝える。数字ではないものを動画で伝え
「なんか共感する!」と言ってもらえるものを作っていきたいと
カウTVは考えています。

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コメント(2)

大変貴重な機会をいただきまして、本当にありがとうございました。古川社長はじめ大勢の皆さんが温かく見守って下さったお陰で無事に大役を果たすことができました。また、ブログでもとても詳しく講演内容をレポートして下さいまして有難いことです。僕も今日これから昨夜の講演を聞き直して今後に活かしたいと思っています。これからも頑張ります。どうぞ宜しくお願いします。

そしてここまで丁寧に再現されていることに驚きました。

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