4月15日7時より、朝の勉強会STEP UP20 第144回が
ありました。

2009年に放送されたカンブリア宮殿の「ドライを超えろ!常に
メガヒットをねらえ!」で、スーパードライ」を超えるヒット商品
開発に迫ります。

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ビールシェア戦争がさらに激化。アサヒ飲料V字回復の実績を
評価され、荻田氏は2006年にアサヒビールの社長に抜擢
されました。

しかし、3年ぶりに戻ったアサヒビールは、またも逆境にありました。
若者のアルコール離れなどから、1994年をピークに低迷を続ける
ビール消費。

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さらにアサヒは、メガヒット「スーパードライ」があった為、発泡酒や
第3のビールと呼ばれる低価格商品で出遅れていました。

その低価格商品でナンバー1ブランドを作り上げたキリンが、ついに
今年1~9月にビール類(ビール・発泡酒・第3のビール)全体の
シェアでアサヒを追い越しました。キリン・サントリー連合の誕生です。

キリンと熾烈なトップ争いを繰り広げる中、今年さらなる危機が
アサヒを襲いました。業界2位のキリンと3位のサントリーが、統合に
向けて最終調整に入っている事が明らかになったのです。
両社併せると、今年1~9月のビール類のシェアは50%を超えます。

「ドライ」を超えろ!常にメガヒットを狙え!
激しくなるビール戦争、キリン・サントリー連合の誕生…。

アサヒを襲う逆境の中、荻田は商品開発部門を刷新。「新商品を
開発せよ」と、大号令を発します。第3のビールでは続々と新商品を
発売し、先行するキリンを追撃する体制を整えました。

しかし、ますます低価格の商品が求められ、消費者の嗜好も
多様化する今、「スーパードライ」を超えるようなヒット商品の
開発は可能なのだろうか?

しかし荻田氏は言います。「メガヒットを狙わなくてはならない。」
そして、「アサヒの原点である、挑戦者の魂を取り戻さなければ、
会社は未来に渡って存続できない。」と、社員に変革を訴えます。

アサヒビールは、スーパードライという成功体験から脱却し、挑戦者の
原点を取り戻せるのでしょうか?そして、逆境をチャンスに変える
新商品は作り出せるのでしょうか?

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■荻田伍氏(2009年社長/現会長) プロフィール
1942年  福岡県生まれ(67歳)
1965年  九州大学経済学部卒  アサヒビール株式会社入社
1989年~ 長野支店長、 茨城支店長、福岡支社長
1997年  取締役
2000年  常務執行役員
2002年  専務執行役員
2003年  アサヒ飲料株式会社 代表取締役社長
2006年  アサヒビール株式会社 代表取締役社長

■会社概要
本 社 東京都墨田区吾妻橋1-23-1
設 立 1949年
代 表 代表取締役社長 泉谷直木氏
資本金 182,531百万円(2010年12月31日現在)
従業員 3,576人(2010年12月31日現在)
売上高 9,633億円(2010年12月31日現在)

■沿革
2000年 「アサヒスーパーモルト」発売
本店と研究開発センターにおいて、ISO9001の認証を取得
アサヒビール薬品(株)[現アサヒフードアンドヘルスケア(株)
「スーパービール酵母」「スーパービール酵母Z」発売
[受賞]「優秀先端事業所賞ミレニアム特別賞(日本経済新聞社)」受賞

2001年 発泡酒「アサヒ本生」発売 ニッカウヰスキー(株)との
営業部門統合 「アサヒチューハイ ゴリッチュ」発売
チリの高品質ワイン「カリテラ」を発売
アサヒビール(株)庄原林業所 国際的な森林認証・FSC認証を取得
(財)アサヒビール芸術文化財団 メセナ大賞2001国際交流賞受賞
国内ビール・発泡酒市場でシェア首位の座を獲得

2002年 福地茂雄、会長に就任。池田弘一、社長に就任
「アサヒスーパードライ」が「日経優秀製品・サービス賞20周年記念特別賞
(日本経済新聞社)」受賞 タイ・ブンロート・グループと提携し、「アサヒ
スーパードライ」の現地生産を開始し、ASEAN諸国で販売開始
「第11回地球環境大賞 環境大臣賞(日本工業新聞社)」受賞
中国ナンバーワンビール『青島(チンタオ)ビール』の国内販売権を獲得
アサヒビール(株)とオリオンビール(株)による包括的業務提携の合意
『アサヒオリオンドラフト』を新発売
アサヒビール(株)、協和発酵工業(株)、旭化成(株)の酒類事業の譲受、
マキシアム・ジャパン(株)の戦略的販売提携による、総合酒類新体制を
スタート 「アサヒ協和酒類製造(株)」を設立

2003年 アサヒフードアンドヘルスケア(株)、ポーラフーズ(株)を統合
ニッカウヰスキー(株)北海道工場が「自然環境功労者環境大臣賞」受賞
発泡酒『アサヒ本生 アクアブルー』新発売 ビールテイスト清涼飲料『アサヒ
ポイントワン』新発売 社長直轄機関「CSR委員会」を新設

2004年 「第2次グループ中期経営計画」を発表 「アサヒプレミアム
生ビール熟撰」新発売
CSR委員会を「グループCSR委員会」に改め、体制を強化
韓国ロッテグループの酒類販売会社に出資し「(株)ロッテアサヒ酒類」設立
「IR優良企業賞(日本インベスター・リレーションズ協議会)」受賞

2005年 フランスFAUCHON(フォション)社と共同開発、紅茶風味アルコール
飲料「フォション 香り紅茶酒」新発売 発泡酒「アサヒ本生 ゴールド」新発売
「未成年者飲酒予防基金」設立 健康食品販売会社「(株)サンウエル」の
全株式を取得
新ジャンル市場に参入「アサヒ新生3」(その他醸造酒)新発売 お酒と食を
楽しむ新空間「アサヒビール アネックスビル」グランドオープン
庄原林業所 FSC(森林管理協議会)のCoC認証を取得
チルド飲料メーカー「(株)エルビー(本社 埼玉県蓮田市)」、「(株)エルビー
(本社 愛知県東海市)」の株式取得
イギリス/シェパード・ニーム社で「アサヒスーパードライ」の生産開始
タイ・バンコクに営業拠点を新設

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2006年 バイオマスエタノール製造・利用の実証実験を沖縄県伊江村で開始
「開けやすい缶蓋」を早稲田大学理工学部棟近教授と共同開発、展開開始
池田弘一、会長に就任。荻田 伍、社長に就任
ベビーフード国内最大手の「和光堂(株)」の株式取得
新ジャンル「アサヒ ぐびなま。」新発売
プレミアムビール「アサヒ プライムタイム」新発売
北海道限定ビール「アサヒ 北の職人」新発売
高校生環境研修「若武者育成塾」開講
濃色タイプの発泡酒「アサヒ本生 クリアブラック」を数量限定で発売
新ジャンル「アサヒ 極旨(ゴクうま)」新発売 発泡酒「アサヒ 贅沢日和」新発売

2007年 カゴメ(株)と業務・資本提携 博多工場 太陽光発電導入
「アサヒ本生 ドラフト」新発売 「アサヒ スーパードライ」発売20周年
「アサヒ スタイルフリー」新発売 「アサヒ あじわい」新発売

2008年 次世代型の軽量缶蓋「206径スーパーエンド」を開発
「アサヒプレミアム生ビール熟撰」缶発売 「クリアアサヒ」新発売
「アサヒスーパードライ」ロシアバルチカ社で生産開始
「シングルモルト余市1987」がワールド・ウイスキー・アワードにおいて
最優秀賞を受賞
世界初の新技術「PIE煮沸法」を吹田工場で本格導入
「ヒューガルデンホワイト」などベルギービール6ブランドの取り扱い開始
中国で牛乳の製造、販売開始

2009年 缶チューハイ「アサヒSlat(すらっと)」新発売
発泡酒「アサヒクールドラフト」新発売
「アサヒスーパードライ『うまい!を明日へ!』」プロジェクト開始
新ジャンル「アサヒオフ」新発売 ビール「アサヒ ザ・マスター」新発売
ビール「アサヒスーパードライ」350ml缶製造にグリーン電力使用開始
「アサヒ麦搾り」新発売
「竹鶴21年ピュアモルト」ワールド・ウイスキー・アワード、インターナショナル・
スピリッツ・チャレンジの各最高賞を受賞

2010年 荻田 伍、会長に就任。泉谷 直木、社長に就任
新ジャンル「アサヒストロングオフ」新発売 「アサヒスーパードライ」
エクストラコールド本格展開
ノンアルコールビールテイスト飲料「アサヒダブルゼロ」新発売
ノンアルコールカクテルテイスト飲料「アサヒダブルゼロカクテル」新発売
新ジャンル「アサヒくつろぎ仕込<4VG>」新発売
「IR優良企業賞(日本インベスター・リレーションズ協議会)」受賞

2011年 “麦100%”の新ジャンル登場!『アサヒ 一番麦』新発売
『アサヒスーパードライ』『クリアアサヒ』「がんばれ!阪神タイガース」発売
『アサヒスーパードライ』『クリアアサヒ』「がんばれ!広島東洋カープ」新発売
世界で最も歴史のある英国の国際ビール品評会“ブルーイング・インダストリー・
インターナショナル・アワーズ2011”『アサヒ スーパードライ』が最高賞の
“チャンピオンビール”を受賞
大好評のスリムボトル、2品揃ってリニューアル!アサヒスーパードライ
スリムボトル缶350ml』
『クリアアサヒ スリムボトル缶350ml』
東日本大震災の影響による『アサヒスーパードライ「おしゃぎりラベル」』の
発売中止、『アサヒスーパードライ「青森DC・東北新幹線全線開業」ラベル』の
発売中止、『アサヒスーパードライ「鶴ケ城天守閣再建50周年にむけて」』の
発売中止