7月8日朝8時より、博多法人会の朝の勉強会「博多一水会」が
ホテルクリオコートにて行われました。

この日の発表者は、株式会社 西島設計 西島久雄社長でした。
演題は「ちゃっちゃくちゃら」の建築設計業界。 
博多一水会のスタート時から参加していましたが、話下手な
西島社長は、それから不参加。しかし、今回発表の依頼があり、
初めて皆さんの前で話す事になりました。

「ちゃっちゃくちゃら」の設計業界になったのは、耐震偽装問題。
姉歯問題や浅沼氏の問題など、まだ記憶に新しい話だが、
建築申請審査を費用を払って、審査の確認を取っているのに、
行政は責任逃れをしており、当時の担当者にはおとがめ無し。
建築確認についても法改正により、訂正はダメ。
不正は訂正を行う事から起こると行政は判断し、もう一度出し直し。
書類を最初からやり直しすると費用も掛かる。
申請後、いつ確認が下りるかわからなくなってきた。

そんな中、サブプライムローンの問題と原油高騰、
リーマンショックによる世界不況。ファンドの一斉撤退。

平成20年11月に建築士法が変わった。
建築士免許の発行も、認定機関の発行(中央登録機関)に
変わった。また、3年に1回試験を受けなければならなくなった。
それ以外でも、年に何回もの研修があり、1回の参加費が
1万円を超える。多大な費用を負担して研修を受けている。

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免許が46種ぐらいあるが、今では建築士が一番大変な仕事に
なってきた。それは、行政と業界の長年の歴史が作った
「悪い結果」になったと感じている、と西島社長は言う。

私も、今後の建築関係は、今まで胡坐をかいていた分
大変な時代を迎えているように思います。