3月4日朝8時より、博多法人会の朝の勉強会「一水会」が
ホテルクリオコートにて、行われました。

西研グラフィックス株式会社 並田正一社長より
私の福岡空港論についてお話し頂きました。

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福岡空港は、現行のままで規模を拡大し増設するか、
志賀島の北側、または新宮町沖に新設するかで揺れている。

新設期間は8年から、長いものは14年という工期がかかる。
費用負担も多大で、1兆5000億~1兆6000億かかる。
また、新設空港は、季節により風の向きが変わり、着陸が困難な日があるという。
しかし、新設であれば発着階数が増える。これは、現空港では実現不可能な事だ。
今の空港をいくら増設しても、ピーク時に込み合う問題は、どうしようもない。
新設であれば、24時間利用も視野に入れる事ができる。

しかし、大半の新宮町の住民は、新設の海上空港には反対。

現空港は、土地代年間80億円。24時間の利用は出来ない。1/3は民有地。
最近まで強気だった地主も、万一、移転に伴い国から土地を返還された場合、
大変だという事がわかったらしく、条件を緩和してきている。
地主の理解により、営業時間を前後1時間ずつ延長する予定。

新幹線の整備も伴い、交通機関の利用価値が変化する可能性がある。
鹿児島便は、近い将来無くなる。

今の時代、空港の利便性等を考え、うまく利用している方が増えている。
都心部で、現在使われていない空港の復興も叫ばれている。
羽田空港は、成田と全く違う便利さで見直されている。
また、大阪や広島などでも、そのような傾向がみられる。

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西研グラフィックス株式会社 並田正一社長は、現福岡空港の増設が
最良の案ではないかと仰っていました。

私もこの話を聞いて、新設する必要はあったとしても、
近々ではないような気がしました。