11月13日13時より、八仙閣にて博多法人会青年部会
税務研修会が行われました。

本日の講師は、博多税務署長の鳥飼秀巳氏でした。
演題は「税界あれこれ」でした。

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鳥飼所長は、7~8年前に博多税務署副署長。
新任も博多税務署…と、今までに4回の就任を
しています。博多税務署と博多法人会との
つながりの強い署長です。

11月11日から税を考える週間を行っています。
今年のテーマは「税の役割と税務署の仕事」

国民は、法の定めにより納税をします。
歳入総額が90兆円ありますが、国債が44兆円。
なんと49%をしめている。

税についての勉強
税に仕組みは飛鳥時代にさかのぼります。
大宝律令にて租庸調に始まる。それからさかのぼる事
明治時代。

地租改正により、地価の3%を地租として貨幣をおさめる
様になりました。昭和24年にはシャウプ勧告により、
富裕税の設立により、貧富の差により税の徴収割合が
変わってきました。

税金には、間接税と直接税があります。また、所得に
対する税が所得税。消費に対する税が消費税。資産に
対する税が資産課税。所得税は最高70%から40%に
軽減されています。

私たちの町の税務署の仕事(組織と機構)
国税局は全国に12。税務署は524がります。資本金が
1億円以上になると、国税局担当になります。

法人課税部門が私たちとのかかわりが多い部門です。
株式会社の企業における法人税や消費税、源泉徴収税、
印紙税についての申告等の相談・指導・調査を担当して
います。

資産課税部門は相続税や贈与税のほか、所得税の内、
土地や株式等の譲渡所得について、申告の相談・指導・
調査を担当しています。

税務行政の運営の考え方
税務調査手順は事前通知。更生決定等をすべきと認め
られない場合における書面により通知。調査結果の説明。
修正申告または期限申告の勧奨。再調査。納税者等から
提出された物件の留め置き。

調査において重点的に取り組んでいる事項
①資産運用の多様化・国際化を念頭に置いた調査を実施
②十分な審査と調査により、消費税の不正還付申告を防止
③納税者の主張を正確に把握し、適正な課税処理を遂行

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国際的な取引への対応
世界64の国との租税条約等に基づき、情報交換を行っています。

税務署の取り組みについて詳しくお話し頂きました。
大変勉強になる内容でした!