本日のブログは、4月5日の記事の続きになります。
http://www.2912103.co.jp/nakasu/29/25102.html

4.人を育てる
30歳の時に税務署が入りました。経理業務も
キチンとやっていなかった為、目が飛び出る
ほどの追徴税が来ました。貯め込んでいた
貯金はすべて投入し、それでも足りず多大な
借金をしました。
順風だったはずの店は、その日を境に大変な
状態になりました。そんな店です。従業員も
辞めていきました。店の運営は大ピンチ。
しかし、そんな店でも3名の従業員だけは辞めずに
ついてきてくれたのです。ありがたい事です。
その方たちには、今でも心から感謝しています。

朋子ママは「自分が成功したい、自分のお金が
貯まればいい」とだけ思っていたのですが、そんな
ことよりも従業員を大切にすること。“経営は人が
一番だ!”とその時こころから思いました。
3人の従業員に教えられたのです。

120410-01.jpg

そして、みんなと一緒に同じ目標に向かって頑張る
ことが一番だと気づかされました。お店を初めて25年。
独立した人が6人居ます。この人たちは、今でも大切に
しています。自分が変われば、志が高い人がついて
きてくれる。同じ目標に向かって突き進む事が、何
よりも必要なことだと思い知らされました。

5.今中洲は人を育てていない
ホステスは究極のサービス業を身に付けなければ
なりません。しかし、今の中洲はそうではありません。
言葉使い、マナー、気配り、心配りがなってないのです。
ママ、先輩、そしてお店が教えて無いのが現状です。
ぜひ、キチンとした教育を理解し、お客様の為に行って
いってほしいと常々思っています。

少子化がそうさせてしまったのか、辞めてもすぐに
仕事が見つかるのか、従業員が続きません。そんな
時代が、中洲のホステス接客レベルを下げていると
思います。

ホステスの接客方法として大切な事が3つあります。
①間を読み
②察しが良く
③空気を読む
ことができる。
それが接客の良さなのではないのでしょうか?

〇間を読む
間を置いて話す。すぐに話さない。相手に考える間を
与える。すぐに回答を出さず間を楽しむ。
〇察しが良い
・今日は元気がないな~? 
・今日は騒ぎたい? 
・静かにしたい?
・自分の話を聞いてほしい?
・ホステスとはしゃぎたい?
とその都度お客様のご来店動機は変わります。
その動機を察して応対するのです。
〇空気を読む
自分がしてほしい事がお客様がしてほしい事。
それをさりげなくやれる。
・どういう状況できているか?
・常連客を相手にするのではなく、お連れ様を
盛り上げてあげる。

120410-02.jpg

間を読み、察しが良く、空気を読むホステスが、
もちろん売上も上げでるしょう。人気も高い筈です。

ホステスもお客様からいろんなことを教えて頂き、
育てられました。また、どうすればお客様が選んで
くれるかを日々勉強し、考え行動していました。
以前は、粋な街“中洲”がありました。
朋子ママは、そんな街に中洲を戻したいと考えて
います。それが彼女の願いです。「粋な街“中洲”
それを甦らせたい!」と今回の講演を受けたのです。

今の中洲は教育をしていない。寂しい中洲になって
いっている。それではダメなので、元気な中洲を
戻して行きたいのです。

その為には、中洲全体でホステス教育を考え、
お客様に支持される中洲にして行きたいと
考えています。