1月11日19時30分より、中洲5丁目にあるIPホテル
2階宴会場で、博多経友会2月定例会が行われました。

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講師は、日本人事経営研究室(株)山元浩二社長で
演題は「小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!」
でした。

山元社長は大学を卒業して、地方銀行へ入行。
しかし、貸付の係りをして向いてないと考えながら
仕事をやっていました。27歳で結婚。28歳で銀行を
退職し離婚。悩みに悩んだ時期でした。

「このままではいかん!」と考え、本をたくさん読みました。
そして、何かをしなければダメになると考え学習塾へ
就職をしました。しかし、あまり合う仕事ではなくて辞めて
しまいました。次に働いた所が、会計事務所が別会社で
経営していたコンサル会社。今の仕事をやるきっかけに
なった会社です。

4年間勤めて独立をしました。その時のきっかけは、
私(古川)が、「早く自分の会社をもった方がいいよ!」と
言った事だと山元社長は仰っていました。

その様なことを話したことは覚えていますが、私が話した
事がきっかけになっているとは、山元社長からお聞きする
まで知りませんでした。

独立し切磋琢磨しながら社員が納得する人事評価制度を
作り、たくさんのクライアントさんから大きな評価を得て
現在に至ります。これが、山元社長の今までです。

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人事評価制度とはどんなものでしょう。
ビジョン実現型人事評制度を取らなければなりません。

人事評価制度
↓  
人事評価運用制度

理念→実践・成果←人材育成計画
    
社員さんがやり甲斐を考え、仕事に取り組める事が
一番です。その為には、ビジョン実現型の人事評価
制度を取り入れなければいけないのです。

なお且つ、小さな会社ほど、評価をキチンとしないと
いけません。なぜかと言うと、人が会社にとって最も
大事なものであり、他は後で良いのです。人が業務を
思うようにやってくれていれば、損失は無く順調ですが、
辞めてしまうと損失が大きいです。よって、人事評価
制度は、会社にとっての効果は絶大なのです。

175社をコンサルをし、共通して言える事は、どこの社員も、
持っている力を100%発揮しているところは少ないという事です。
結果から言うと「もったいない!」と思える所が多いのです。
その理由は
1.職場の壁
2.方法(プロセス)の壁
の2つがある。
優秀な社員でも、道またはレールを作ってあげないと、
どうやって良いのかわからない事もあります。レールを
引いてあげれば伸びる社員はどの会社にもいるのです。

その「もったいない!」を解消できる方法は、社員お互いが
問題点を見つけ合い、教え合い、互いに前向きである事が
必要不可欠なのです。1.職場の壁 2.プロセスの壁を社員が
自らクリアーする事が必要なのです。人事評価制度が、その
「もったいない!」を有効にしていく大きなツールなのです。

山元社長の話で勉強になったのは、大きかろうが小さかろうが
会社は「人」だと言う事です。やる気がある社員育成に、納得の
いく評価制度があれば、鬼に金棒です。

山元社長プロフィール
1966年福岡市飯塚市生まれ。
成蹊大学卒業後、福岡大手の地方銀行入行。
新規開拓専任者として活躍し、行内NO1の実績を残す。
銀行退職後、コンサルタント会社立ち上げを経験し独立。
2001年の創業以来8期連続増収増益2ケタ成長を続ける。
人事評価制度改革に関わった170社超のコンサルティング
実績を活かして独自の運用理論を確立。
2010年8月に初の著書「小さな会社は人事制度で人を育てなさい」を出版。