12月17日、ステップアップ20が、フォーバル
福岡支店会議室にて行われました。

この日は2010年9月13日放送の「カンブリア宮殿」
「不況でも売れ続ける驚異のディべロッパー
山万株式会社」の嶋田哲夫社長でした。

1971年に入居が始まった多摩ニュータウン。
高度成長の時代、人々が希望に胸を膨らませた
新都市計画が遂行されました。あれから40年・・・。
今や限界集落となってしまいました。
高度成長期に一斉に入居した住民は一斉に
高齢化し、子供世代は新たな土地へと巣立って
いきました。その結果、町は老人たちばかりが住む、
ゴーストタウン化してしまいました。

そんな中、一線を画するのは、千葉県佐倉市にある
ユーカリが丘。

6000世帯で17000人が暮らしています。島田社長は、
30年以上前にデザインしていました。住宅だけでは
いけない、中心に緑あふれる公園を作っていなければ
いけない、と考えていたのです。

嶋田社長は、都会が好きでした。しかし、長く居ると
疲れ、田舎も必要と考えていました。その気持ちを
大切に思い、緑を多くすることも考えたのです。

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多摩ニュータウンとの違いは、若い人が住む事。
年寄りばかりでは、町はどんどん不便になります。
17000人の方たちにとって、便利な町でなければ
ならないのです。

学校や、鉄道も自分たちで作っていきました。
市場調査をしたら、採算が合わないものです。
だから、採算は考えず、作ってから採算を
合わせたそうです。

ユーカリが丘を作って30年。
繊維会社だった山万。しかし、取引会社が倒産し
6000万円の借金をかかえてしまいました。
担保にとっていた600万円の土地に登ってみた所、
景色が良かったのです。
銀行から2億円を借りて、その土地を開発し、戸建て
宅地を造り、売りさばいて借金を返済しました。

それから、山万は不動産業社へ変更しました。
しかし、湘南に住宅を造りましたが、階段が多く
買って頂いた方々にとっては不便でした。

そして、千葉県のユーカリが丘に目を付けました。
「周辺が過疎化してもユーカリが丘はしない。」と
いう町づくりに専念していきました。
あまり多くを分譲していくと、過疎化につながると
考え、毎年200戸に制限して販売していきました。
住み続ける町を目標としているのです。

去年、山万は新しい部居を立ち上げました。
住民の声を聞いて、町づくりにに役立てていきます。

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13年前に引っ越してきましたが、昨年御主人が亡くなり、
一戸建てに住むのが難しくなってきた、マンションに
引っ越したいというお客様のお話しがありました。
週末の日曜日。ユーカリガ丘に新築でできたマンションへ
そのお客様を案内しました。
そのお客様は、3000万円のマンションのお金を準備
できないのです。しかし、180万円の費用で引っ越し
できると言うのです。通常、市場価格の70%で
不動産屋は買い取り加工して販売します。しかし、
山万は100%の金額で購入して、リサイクルするのです。

また山万は、戸建所有者のお子さんに住んで頂き、
近くにあるマンションへ住んで頂く近居をお勧めして
いるのです。

今度は、バスの運行も考えたのです。バス停でなくても、
ここで下ろしてほしいと言えば、バスは止まってくれるのです。

お客様の事を一番に考えたビジネス。私は、最先端では
ないかと思いました。不動産会社として、目指す会社です。
山万と嶋田社長には、感動をしました。