8月21日朝7時より、フォーバル福岡支店会議室にて、
8月第3回目のステップアップ20が行われました。

この日のDO IT!は「おもてなしの心と合理性の追求! 梅の花」でした。

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梅の花のメニューは、湯葉と豆腐の懐石料理。
時間を考えて、次々に料理を出してくれる。
お店のバックヤードには、部屋ごとの時間割が張り出してある。
店舗数40店(1998年10月現在)。
福岡県太宰府にある自然庵は、その贅をつくしたお店だ。
日曜日の大安は、結納などの申込でいっぱい。
たくさんの方が利用されていて、室内の飾り付けも念を入れている。
自然庵の厨房には、職人が居ない。すべてパートさんのみ。
これにより、コストダウンができた。さらに、輸送等での工夫も考え
コストダウンを行っている。
技術を屈指し、安く美味しく召し上がってほしいと考え行っている。
厨房にはガスコンロがない。厨房もきれいにしたいという心掛けからだ。

各個室は、焼き物の名前で書かれている。
そして、召し上がっていただく、器はその焼き物に乗せて
お出ししている。料理だけでなく、器も楽しんでもらいたいと
考えている。

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OECシステムによってオーダーが入ってくる。言葉ではなく、
書面にて注文が入ってきて、ディスプレイにてチェックできる。
これで、オーダー間違いや予約の確認が適格に行えるようになった。

アンケートにより、お客様の声を頂いている。
お客様からのお誉めの言葉は、すぐお客様係に渡している。
お客様担当は、そのアンケートを見て、心から喜んでいた。

「梅の花」の競争相手は、どこですか?と梅野社長に聞くと、
「お客様から電話がかかってきた時の対応が、梅の花より
良かった!」と言われたら、そこが競争相手だと考えている。
サービスのレベルが高いところは、すべて競争相手であると
梅野社長は言う。

梅の花にマニュアルはありますが、詳しいものではない。
仕事の教育は、教育係が新人さんを教育していく。
お客様へ「いらっしゃいませ!」の言い方や、お辞儀の仕方など、
作法を順を追ってやって見せて、ひとつひとつ詳しく教えている。
教育係も大変だ。その人の性格に合わせて教育していきます。
気の強い人、弱い人とでは教え方も変えていると言う。

社内報「梅通信」があります。
お客様の声を掲載し社員全員へ伝えている。

店のホール係の方は、「みんなで助け合い、一緒に対処している
感覚があったので頑張れた!」と言っていた。

店長さんの役割は、1日でなにか声をかけ、話をする。
「おはよう!」だけではなく、コミュニケーションを取っていくこと。
梅野社長は、「店長さんが心掛けて、社員と話をしてくれる事で、
社員さんがついてきてくれるかどうかが決まってくる。」と言う。
また、ある店では、ありがとう券を配っている店もある。

そのありがとう券の数で抽選券を配り、社員のやる気を
持たせている店もあった。

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梅の花のスタッフのおもてなしに対する気持ちが、
すばらしいと感じました!