7月2日7時よりホテルクリオコートにて、博多一水会7月例会が開催されました。
この日の発表者は、
「偽装」 (株)トップス 関 晋治 社長 と
「ブランドと地域」 (有)ビジネスライク福岡 藤野 幸俊 専務
のお二人でした。

「偽装」
(株)トップス  関 晋治 社長

(株)トップスは、食品関係及び冷凍食品の機能性部材の会社。
年商4億。
関 晋治社長は、王子製紙に5年、帝国データーバンクで11年働き、
独立をされました。

業種がら、新聞等でもよく取り上げられている
「産地偽装」の問題について、お話し頂きました。

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「産地偽装」は、明るみに出ているものの3倍、5倍、10倍あるかも知れない。
5年前はどこでもやっていた。
今でも、原産地を記載しているが、その産地ですべてをまかなうことはできないのが、実情。
『値段が5倍でも国内産を買い、中国産は買わない。』
それが、今の日本人の考えです。

偽装のリパックをやっていると、浄化槽がないので、異様に汚水が出る。
取引をする場合、偽装をしているところは、工場は見せない。
ある偽装をしていた会社も、中国産のものを国産にリパックして売っていた。
最新鋭のリパック機を使い偽装した。
発覚して、中国から訴訟され、行方をくらましていた。

また最近、冷凍食品で6億の売上を上げている会社が新聞に偽装で摘発されていた。
その会社は、利益が1億あった。年間2千トンさばいていた。すごい量をさばいていた。
その会社の社長の息子は中国で学んで、会社へ就職した。
計画的偽装を行っていた。

どうしてバレたかと言うと、売れなくなった時に工場長と社長の愛人を監督役にしていたので、利益配分でもめて、工場長の愛人が内部告発し発覚してしまった。
偽装は1回やそこらでは、発覚しない。消費者からはわからないもの。
3年以上やってやっと明るみにでる。
やっている人は、犯罪意識があまりない。

しかし、こんな会社が長く続く訳がない。
法令順守をキチッと捉えることが大切だと思う。