昨日29日、博多川に「船乗り込み」を観に行きました。
朝から雲行きが怪しく、天候を心配していたのですが、
乗船式典が始まる頃には天気も回復。

「船乗り込み」とは、歌舞伎興行の際に、
俳優さんが“ご当地到着”を船に乗ってお披露目する歌舞伎独特の伝統行事で、
今や“博多の初夏の風物詩”となっています。

当社の近くの中洲の清流公園を出発。
【六月博多座大歌舞伎】に出演の役者さん達が船に乗り込みます。

当社近くの博多川の橋の上や川岸には、出演役者さんを間近で見れるとあって、
たくさんの見物人で早くから大賑わい。
私も、スタッフさんから頂いた真っ白い紙吹雪を手にして、
今か今かと役者さんの登場を待っていました。

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やがて、三味線や太鼓の音が賑やかに聞こえてきて、
役者さんの乗った船が近づいてきました。
川岸からは、「山城屋~っ!」などといった掛け声ともに紙吹雪が舞い、
色とりどりの“のぼり”がはためき、とても華やかな雰囲気。
船は手こぎでゆっくりと進むので風情があり、役者さんの顔もよく見えます。

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船の移動に合わせて、川岸を走る人たちも多く、周囲の見物人は、大興奮!
途中で全ての船が、博多祇園山笠の“飾り山”が一年中飾ってあるぜんざい広場の前に集結し、
口上が述べられました。船がズラリと並んだ様子は壮観で、感動しました!

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