10月2日19時30分よりグランドハイアット福岡2階の宴会場にて
博多経友会10月例会が行われました。
今回の講師はベストアメニティの内田社長でした。

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大手生保会社出身 社内で出世だけ考えて、仕事に頑張っていました。
26歳の時、一般の中小企業の会社が小さく見えました。

サラリーマン時代ある病気で入院した時、医院長がくすりは飲まなくていいと言った。
とりあえず、じっとしておけ。と言われた。
毎日、毎日、日本酒を一升飲んで、食べて、それから飲みにいく、
やりっぱなし!病気にするはずです。

入院しても、隠れてビールを飲んでいた。
タバコも吸っていた。1日に100本吸っていた。
入院中にタバコも吸っていた。しかし、若い看護師さんに見つかり、叱られた。
病院では、患者を健康にするためにみんな働いている。
内田弘社長は、若い看護師さんから叱られた時、ふと気づいた。
「真剣に怒ってくれる人がいるうちに健康になろう!」それでタバコをやめた。

内田弘社長は大分の佐伯出身。
小学校のとき、母親がガンで亡くなった。
母親が入院中、母に野菜の贈り物をしたことがある。
病院で、野菜を調理することはできないが、
早く治ってほしい、僕らに料理を作って欲しい。と送ったのである。
そういった事からも、健康を売って儲けようと思った。

平成2年脱サラ。独立。
取引先が、支払いについて、末締めの翌々月払い。と言っている意味も分らず、
がむしゃらに頑張り仕事を取りまくりました。
1100万円借り入れして、創業。
40万円の家賃と社員の給料の支払いが始まった。
支払いたくさんあるが、入金がない、借り入れは、あっと言う間に無くなった。
なかなか、儲からない。

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鹿児島に行った時、農家の軒先でキビが置いてあった。
農家の人に、キビを売って下さいと言ったら、好きなだけもって行きなさいと言われた。

その時、キビ、アワを売る事を思いついた。
おかずが少なかったら、玄米でもいいが、
現代は、おかずが多いので、おかずにあわせて食べるので、白米が主流。
しかし、白米は体にとっては、栄養が少ない。
体に良い雑穀米を何とか売って行こうと考えた。
いろんな人に、雑穀米は、今の時代売れないと言われた。

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日夜、美味しい雑穀米のブレンドを考えた。
そして、雑穀米の美味しいブレンド方法を思いついた。
しかし、家族は誰もたべなかった。

ある展示会で、「美味しい雑穀米はミネラルバランスが良いので、食べませんか?」
ふりかけ、味噌、ラーメンにして販売した。
雑草、雑穀や雑木には生命力がある。
それを食べると体にいい。
日本の農家の人が作ったものを仕入れて、売る。
それが、一番のいいことだ!と内田弘社長は考えた。

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韓国の方に、なぜ雑穀米は美味しいんだと聞かれた。
そして、今はすべて真似をしている。アメリカも今、真似をしている。
美味しい一番の理由は環境に負荷をかけないこと。
国内のものを使うことだ。

ロハス大賞をもらった。16雑穀が認められた。

化学的なものを混ぜると悪い。
自然のものを混ぜると、美味しくなる。
昔の醤油は、魚くさい。しかし、体にはいい。
雑穀と混ぜたら素晴らしい醤油ができた。
味がまろやかになる、硬い肉がやわくなる。

このしょうゆは、「添加物なしのから揚げ」にも使われている。
商品名はナチュラルクック。
セブンイレブンが採用した。
ナチュラルクックを、コンビニが採用したのです。
セブンイレブンは良いものしか入れないのだ。

現在ベストアメニティでは、1500件の契約農家がある。
きびやひえも余るぐらいになった。

それで、新しい商品開発を行っている。
それは、緑茶。

家庭で飲む緑茶は、出し殻がでる。それは捨てるもの。
2300万トンの廃棄物がある。
そんなにごみが出るのであれば、全国で捨てているオチャッパを捨てなければ良い。
出し殻にある、キャカテキンがとっても体に良い。
無農薬のお茶であれば、すべて食べればいい。
粉のお茶を飲む方がいい。風邪をひきにくい。
今、粉のお茶の開発を進めている。

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心のこもった講演でした。
ベストアメニティ(株)内田 弘社長ありがとうございました。

09月04日(火) 第62回 日本ガードサービス(株) 代表取締役 市川善彦 氏
  
08月07日(火) 第61回 (株)ヴィサージュ 代表取締役 竹内康順 氏

07月03日(火) 第60回 (株)トゥトゥモロウ 代表取締役 坂田知裕 氏