7月27日17時より博多法人会青年部会夏季研修会が行われました。

今回の講演者はタレントの小西博之さんでした。

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小西博之さんはあの欽ちゃんこと萩本欽一さんの弟子。
25年ほど前、夜のゴールデンタイムに「欽ドン」と言う人気番組があり
そのオーデションがありました。

オーデションで、採用になった
見栄晴、柳場敏郎、風見信吾、小西博之の4人は同期。

その4人の話をしてくれました。

1次採用試験は全員履歴書を出すと合格。
2次試験はオーデション。
全員、欽ちゃんの質問に答える。
質問は「ご両親は元気ですか?」だけ。

オーデションを受けた人たちは平均20歳ぐらい。
ほとんどの人が「元気です!」と答えるが、そう答えると不合格。

「1人は元気です!」と答えると2次合格。
欽ちゃんが言うには、幸運と不幸は50%50%。
今までに、あまり幸運を使ってない人がいい。

それで、片親だと不幸を40%ぐらいを使っているから
これから幸運を使う時が来る。
それを、今からの番組に幸運を使ってほしいと考えるらしい。

小西博之さん曰く、欽ちゃんのオーデションに合格したいなら
洒落でもいいから親か子供を殺すのが2次を受かる方法。

例えば、宝くじで1万円当たった!
1万円も当たったと思うか、1万円しか当たらなかったと思うかは紙一重。
小さな運はなるべく使わない。

おつりで、多くもらったら、得したと思うな!

早く返すこと。運が減る。

福引はもらわない。運が減る。

「宝くじは当たるな!」と思って買う。

絶対、彼女を作るな!女運で仕事運がなくなるから、駄目!
どうしてもの時は、風俗に行け!それは商売だから、運とは関係ない。

幸運と不幸は50%50%だけど、幸運を小さなもので使うな!
仕事で幸運は使うもの。

乗る車は国産。

腕時計はセイコー。

住宅は2DK以下。賃貸でないとだめ。買ってはいけない。

「両親は居ません。」でOK。

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見栄晴は、オーデションで最後の2人に残り
欽ちゃんから、「勝っても負けても関係ない!」と言われ、ジャンケンをした。
しかし、見栄晴はジャンケンで勝った。
だから見栄晴は強運をもっているから合格。

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風見信吾は欽ちゃんが後ろのプロデューサーの方を向いて
「この二人のうちどっちか合格!」と言った。

しかし、正面を向いて欽ちゃんが言った言葉が
「合格!」しか風見信吾聞こえなかった。

指が風見信吾を指差したように感じ、自分が合格と思い込み
欽ちゃんに抱きついた。
その思い込みで合格。

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柳場敏郎は、1週間、飲み食いもあまりさせず
ずーっとオーデションを受けた中にいた。
オーデションが終わり、全員を家に帰らせた。
欽ちゃんは全員に「落ちたかどうかは家に連絡する」と言った。
そして、1時間後、全員に電話した。

しかし、自宅に居たのは柳場敏郎だけだった。それで合格。
やる気と本気が柳場にあったからだと欽チャンは言う。

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小西博之さんは欽ちゃんの1番弟子の
大岩さん構成作家の紹介で3次試験から参加。
紹介だったので、ほぼ合格を言われていた。

しかし、来週から全国デビューその前日に首を言われた。

欽ちゃんはいつも3つの約束をしていた。

1.質問できない(自分で調べろ!)
2.知りませんは言わない(何か言うこと!) 
3.無理ですといわない。(何かすること!)

だから 3.は「小西です!」と言うだけの役を5時間でも言いつづける。
だから 2.「13代大統領の名前は?」で「解かりません!」で首。

しかし、首を言われ,
たまらず質問をしてしまった。

なんで、「不合格ですか?」

欽ちゃん曰く「小西は、色があわない!」と言われた。
確かに、体格のいい小西のようなタイプは居なかった。だから不合格。

「解りました!」と小西は言った。
そして、何とかしてやろうと考え、動いてくれた
欽ちゃんの1番弟子の大岩さん(構成作家)に感謝の気持ちを伝えた。

そして欽ちゃんにも、「えらい男をつれてきた!」と悩ませたことを詫びた。
「僕が来たばっかりにって帰ったご迷惑をかけました!」と詫びた。
そして、故郷に帰った。

しかし、即、東京に呼ばれた。欽ちゃん曰く、「とりあえず合格!」

合格の理由は教えてもらえなかったが
3年後、大岩さんから、何で受かったかと聞くと
普通は不合格を言われたら、へこむハズ。

しかし、小西は、われわれをなだめて帰った。
それができるのは、変なやつか、いいやつ。
土壇場で他人への思いやりがあったから。で合格。

「自分がついてると思った人」が勝ち。
今まで、生きていればOK!

小西博之さんは末期の左腎臓ガンでした。

腎臓ガンの大きさは13センチ。ソフトボールと同じ大きさ。
普通は4~5センチの大きさで死亡。
手術後48時間は意識が無かった。

「酒もタバコも吸わないのに!」っと小西さんは思った。
なんでガンになったかと先生に聞くと、単純にストレス。
肋骨をはずして、腎臓ガンの部分を摘出。

術後、麻酔が切れるといろんな幻覚が出た。
しかし、素晴らしい回復力で、免疫力が高かったので、5日目で抜糸。

意識が回復して、最初にしたかった事は歯磨き。
今でも歯磨きをすると、その時のことを、思い出し泣くことがあると言う。

その後は、うんこした時も泣いた。
おしっこして泣いた。
退院して、オナニーして泣いた。男でいれると泣いた。

だから、今でも朝起きたら、生きてることで嬉しい。

人生は、思い込むことが大切。
部下のため、お客様のためと思い込んで、仕事をする。

人のためであれば、感謝が返ってくる。ありがとうと思われる。
自分のためだと自己満足しかない。
喜んでもらうから、楽しくなる。楽しいからストレスが無い。
自分は強運であると思うこと。

社長は(法人会で出席者に社長が多い為)夢を語らなければダメ。
親が夢を語らないと、子供は夢を持たない。
われわれの責任です。
自分がバリバリすればいい!

なんでも書く部下は伸びる。
書く事です。

「夢は叶う」 叶は口編にプラス(+)と書く!
プラスのことを口から出すことです。

小西博之さんの熱のこもった講演に参加者全員集中。
内容の素晴らしさに感動しました。

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小西さんは、講演は聞かせるものではなく、聞いた頂くものと言う。

公演中も会場内を、マイクをもち所狭しと歩き回り
参加者と一体感のある講演をして頂きました。
素晴らしいパワーを頂きました。

小西博之さんありがとうございました。

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